とよた市民活動情報サイト助成金情報「ネオニコチノイド系農薬(およびフィプロニル)に関する企画」公募

「ネオニコチノイド系農薬(およびフィプロニル)に関する企画」公募

更新日:2023年12月18日

本助成は、予防原則を踏まえて、製薬メーカーの意向や現行の行政判断に左右されない独立の立場からネオニコチノイド系化合物の影響を検証する「調査・研究」活動、浸透性殺虫剤の問題点や最新の研究成果を広く共有する「広報・社会訴求」活動、浸透性殺虫剤を使わないサプライチェーンの確立をめざす「市場“緑化”」活動、国や地方の立法・行政機関に汚染実態調査や規制強化を促す「政策提言」活動を支援します。国の農薬再評価とオーガニック推進が進むいま、確実な規制強化へつながる成果を期待しています。ふるってご応募ください!

 

公募助成と異なり、事務局が助成条件にふさわしい案件を掘り起こし、候補者と意見交換しながら企画を練り上げていただいたうえで、各部門の審査委員会において申請書を審査します。

現在、「ネオニコチノイド系農薬問題」のほか「エネルギーシフト」「東アジア環境交流」の全3部門で企画助成を実施しています。

 

申請書式は公募助成に準じますが、公募助成以上に厳正・公正を旨とした審査を行なうため、個別に付帯条件などを加える場合があります。なお、企画助成に対する直接の応募は受け付けていません。通常、企画実施期間は公募助成と同じく当該年度の4月から翌年3月までです。

1990年代に登場し、害虫防除に大量に用いられるようになったネオニコチノイド系農薬。神経毒性、水溶浸透性、残留性を特徴とし、市販開始時には標的種以外への影響は少ないと謳われていました。しかし、まずミツバチなど花粉媒介生物への悪影響が判明したことを端緒に、生態系や人体へのさまざまな危険性が明らかになりつつあります。

 

EUなどでは規制が強化され、日本でも関心が高まってきました。とりわけ人体影響の分野では、日本の研究者が世界の第一線で活躍中です。2018年に改正された「農薬取締法」のもとで農薬の再登録が進むいま、ネオニコチノイド系農薬の全廃に向けた市民の動きも重要な局面を迎えています。
 

私たちはこれまで多くの取り組みを支援してきました。低濃度でも安全とはいえないネオニコチノイド系農薬の全廃をめざして、代替農薬にも安易に頼らず、最終的にはオーガニックな農業への転換を求めます。

実施団体
一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト
助成対象

ネオニコチノイド系農薬(およびフィプロニル)に関する問題提起や、使用の削減ないし中止に取り組む個人および団体(ボランティアグループ、NPO/NGO、公益法人、研究機関、生産者など。地域、法人格、活動実績は不問)

助成金額
51~100万円
問い合わせ先
一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト
設立
2010年12月24日
所在地
〒150-0044 東京都渋谷区円山町5-5 Navi渋谷Ⅴ 3F
公募担当 八木晴花
公募専用電話:070-6551-9266

Tel 03-6665-0816(代表)
Tel 03-6822-3681(たらちねクリニック運営委員会 事務局)
募集期間
2023年12月14日(木)~2024年01月31日(水)
応募締切日
2024年01月31日
区分
助成金

この情報は、「とよた市民活動センター」により登録されました。

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