「とよた・アマチュア無線まつり2025」 JJ2YWY,8J2TR,JP2YHP合同開催 11/2
「とよた・アマチュア無線まつり2025」を開催しました。
開催地:豊田市博物館「むかしの家」の前庭
開催日時:2025年11月2日(日)10:30~16:00
一般参加者:総人数 約150人(内 子ども 約50人)
アマチュア無線技士有資格者:26人
『アマチュア無線サポーターズ豊田』が2022年から毎年秋に行っている年次行事です。今回は、関連する事業を集結しての開催としました(左図:チラシ)
Ⅰ アマチュア無線公開運用
■「とよたのラリー」記念特別局8J2TR
オペレータ JI2JEK, JR2FBM, JR2WBG, JS2LFB, JS2SXP
21MHz SSB 16交信
430MHz FM 48交信
■国内アマチュア無線家との交信体験
コントロールオペレータ JP2RLZ
430MHz DV(豊田430レピータ中継) 4交信
■南極昭和基地との交信
オペレータ JR2WBG, JP2XDG
21MHz SSB 交信不成立
今回は、南極昭和基地局8J1RLの免許失効というトラブルで交信に至らず。さらに、オーストラリアモニター局のシグナル強度も弱く、仮に南極昭和基地との交信を行ったとしても、不成立であろうとの判断をしました。来年度に更なる改善をして挑戦したいと思います。
Ⅱ ミニ展示
■「とよたの南極モノ語り」
2024年の「豊田市博物館開館」にあわせて、豊田市に所縁のある南極への挑戦者4人:白瀬 矗(のぶ):永田 武:佐藤和郎:六峰咲年の活躍を紹介した展示物の一部を再展示しました。なかでも佐藤和郎氏は、豊田市のアマチュア無線家だけでなく、広く市民に知っていただきたい先人です。生命維持さえ困難を極める極寒の地に、1年間の生命維持と観測活動を支える機械・電気エンジニアとして赴き、着実な任務遂行を成し遂げた偉業と、豊田市のアマチュア無線家と心をつなぐ交信を行ったエピソードを今後も語り続けていきたいと思います。
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■「日本のラジオ放送開始から100年」
2025年5月5日に開催した展示会の展示物から、「ラジオ」が若者に普及した1950年~1960年代に一大ブームとなった「BCL」で使われた「BCLラジオ」を展示しました。「BCL」とは「Broadcasting Listener」の略称で、短波による国際放送を受信して楽しむ趣味のことです。
当時の「BCLラジオ」は、精緻なメカ構造や表示装置、そして高音質な優れものでした。その中から3台を展示し、1台は実際に来場者にも操作して聴いていただきました。当時のことを思い出しながら思いで話をされる方や初めて見る大型高性能ラジオに驚かれる方もいて、ラジオ技術・文化の発展の歴史を感じていただけたと思いました。
Ⅲ ビッグ・アイボール
■ビッグ・アイボール
「アイボール eye ball」とは、まさに「眼球」。そして、何かを「直接注意深く見る」「じろじろ見る」「じっと見る」という意味もあります。アマチュア無線の世界では、普段は声だけで交信(話しを)しているアマチュア無線家同士が実際に会って交信する、いわゆる「アイボールQSO」を指します。
今年は豊田市内外から26人のアマチュア無線家が集まりました。遠くは半田市や名古屋市からの来訪者があり、また20年ぶりの再会や初顔合わせといった「場所と時間を超えた交流」を提供することが出来ました。
Ⅳ お楽しみゲーム
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■「電鍵ファイター」モールスキー早打ち!!
子どもだけでなく大人にも大人気なタイムラリーゲーム「電鍵ファイター」を店開きしました。「むかしの家」を見学される人たちからよく見える前庭入口に設置して、ゲーム開始のたびに鳴り渡る「競馬出走のファンファーレ」でアピールしました。
延べ70チャレンジャーが、夢中になって「モールスキー」を打ち込み、レースタイムが出るたびに歓声が湧き上がっていました。
150打点で19秒以下という第1ランクと20秒以上という第2ランクがあり、その1秒差に対する執着心から、何度も挑戦する子どももありました。挑戦心に火をつけるゲームに途切れない参加者で賑わいました。
今回のイベントは、アマチュア無線家だけでなく、広く市民にアマチュア無線に関わる体験・経験・見識を持っていただくために、これまで分散開催していたことを集結しました。一大イベントとしての苦労もありましたが、クラブメンバーの団結も図れるとともに、市民の方々との交流も図れて有意義な一日となりました。
この情報は、「HAMサポ豊田」により登録されました。