とよた・音楽の大河コンサート”アプス弦楽四重奏団 弦楽四重奏で辿る旅 Vol.5”を開催しました
第17回とよた・音楽の大河コンサート を開催しました。
日時 2025年6月15日(日)14:00~16:00
場所 豊田参合館 豊田市コンサートホール
出演者
ヴァイオリン 大光嘉理人、山本佳輝
ビオラ 金田滉司
チェロ 原 宗史、(ゲスト)山根風仁
参加者 一般208人 学生1人 小中学生19
スタッフ 10人
アプス弦楽四重奏団の節目(第5回目)となる今回は、チェロ奏者の山根風仁(ふうと)さんを迎えて、弦楽五重奏曲をメインに据えたプログラムが用意されました。
第1曲目 ボッケリーニ:弦楽五重奏曲《マドリッドの夜の音楽》
照明が落とされた会場に、どこともなく聞こえてくる弦をつま弾く音。そして闇夜に響く鳥の鳴き声のようなヴァイオリンの弦をこする音。演奏者が舞台に出揃ったところで、舞台に照明が入り、軽やかな演奏が始まりました。光と音で演出された異国情緒を感じさせる演奏でした。
第2曲目 モーツァルト:弦楽四重奏曲 第9番
『アプス弦楽四重奏団』と命名する1年前、結成直後に益富交流館で演奏した第1曲目の作品でした。当時を知る方には、懐かしい作品との再会と、あれから5年を経たアプス弦楽四重奏団の熟達を感じられたことでしょう。
第3曲目 シューベルト:弦楽五重奏曲
~シューベルトの白鳥の歌~という副題は、シューベルトの最後の室内楽曲を表現しています。自分の命があと2か月と知ってか知らずか作曲された、演奏時間が約1時間にもわたる美しい作品を力演しました。
ここで、お客様から頂いたメッセージを紹介して、この日の感動をお伝えしたいと思います。
●父の日だったこともあり、家族揃って会場に足を運ばせていただきました。観客席後方からの大光さんが演奏しながら登場された時には驚きました。とても新鮮でワクワクし、公演全体の期待感が一層高まりました。
●シューベルトの弦楽五重奏曲は大好きな曲ですが、シューベルトが亡くなる前に書かれた作品ということを初めて知りました。そして、白鳥は死ぬ前に一番きれいな声で歌うというお話も心に滲みました。素晴らしい演奏を聴きながら、もっとたくさん作曲したかったであろうシューベルトの心情を重ねて涙してしまいました。
●圧巻でした!シューベルトの作品が持つ深い情感と、没後200年近く経った今なお色褪せないその力強さ。演奏を通じて、シューベルトの人生や彼が込めた想いに演奏者含め、私も一体となって想いを馳せることができ、とても感動しました。
このほかにも多くのメッセージを頂戴しています。
演奏の感動が冷めやらぬお客さまと演奏者は、ロビーで感動を語りあいながら、しばしの歓談を楽しみました。
そして、演奏者一同、今後ますます感動をお届けできるよう奮起しています。次回の公演をご期待ください。
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